妊娠糖尿病とは??
妊娠前は、糖尿病ではなかったのに妊娠中に初めて発症し、糖尿病に至ってはいない程度の糖代謝異常のことをいいます。妊娠をすると、血糖値を下げるホルモンの効きが悪くなる傾向があり、その中でも血糖値が基準値を上回ってしまうと、妊娠糖尿病と診断されます。
妊娠糖尿病のスクリーニング検査とは
初期と中期に行われ、初期は血液検査、中期(24週頃~27週頃)は50gぶどう糖負荷試験(50gGCT)を行うところが多いようです。中には、中期でも随時血糖といって、食事時間に関わらず血糖値を測定して、判断する方法もあるみたいです。(わたしの友人は、個人クリニックで健診を受けていましたが、中期に血糖値の検査すらなかったみたいなので、医師の判断によることもあるみたいです。)
実際どんな検査かというと、50gのぶどう糖が入った炭酸水を飲み、60分後に血糖値を測定するといったシンプルな検査です。(瓶に入った三ツ矢サイダーって感じで美味しかったです。)
血糖値が140㎎/dL以上あると、さらに詳しく妊娠糖尿病の検査を行います。(このスクリーニング検査では、まだ妊娠糖尿病と診断はされません。)
なぜ、スクリーニング検査が必要なのか
妊娠中母体の血糖値が高い状態が続くと、母体や胎児へ悪い影響が出てくる可能性があるからなのです。
母体へのリスク
- 妊娠高血圧症候群
- 流産や早産となる確率が上がる
- 羊水過多
- 膀胱炎・腎盂腎炎などの感染症のリスク
- 胎児が大きくなりすぎたり、高血圧などで帝王切開のリスクが高まる。など
胎児へのリスク
- 巨体児
- 大きくなりすぎた故に、母体の恥骨に引っかかってしまう。
- 生まれた後に、低血糖になる。
- 出産後の呼吸困難、黄疸
- 胎児奇形児の確率が上がる。など
結果とその後
わたし自身は、50gGCTで149㎎/dL(基準値:140㎎/dL)と、基準値をオーバーした為次の段階にいき、75gぶどう糖負荷試験を受けることとなりました。
結果を先にお伝えすると、私はこの検査の結果により、妊娠糖尿病と診断されました。このことについては、また別の記事で綴っていきたいと思います。